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2012.10.06更新

3日くらい前から食欲がなく、呼吸が荒いとい主訴で来院した10歳のシーズーさん
舌の色も真っ青で聴診すると心臓と肺の雑音を聴取しました。肺に水が溜まる肺水腫を疑い、緊急の処置を行いました。
状態が安定したのでレントゲン検査→
(肺の白い部分が水が溜まってるところです:心臓を中心に5時-8時付近。またうっ血性心不全といって心陰影が大きくなっています。)








利尿剤等の処置を行い、ようやく呼吸が落ち着きました。
(肺の白い部分が改善しています。心臓の大きさにも改善が認められます)






状態が安定したため、心臓の検査を実施しました。
超音波検査より僧房弁閉鎖不全と診断しました。
翌日には元気・食欲・呼吸ともに改善したため、元気に退院できました。今後、心臓の働きを助けてくれるお薬を継続的に飲ませる必要があります。
また、近年では二次診療施設で弁再建の手術も行われています。

寒い時期の急な温度変化には気を付けましょう!

久留米市 高尾動物病院 
 




 


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投稿者: 高尾動物病院

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